インドネシア 旅行

Whoosh 乗車レビュー

2023年10月1日から本格的に運行がスタートしたジャカルタ-バンドン間(142km)を最高時速350km わずか35分で結ぶKereta Cepat 通称”Whoosh”に乗車した。チケットの予約からバンドン市内までの行き方について紹介する。

  • Whooshの由来
  • チケット予約はWhoosh kereta cepatから行う
  • ジャカルタ市内からHalim駅へのアクセス方法(LRT利用、復路に注意!)
  • 気になる駅構内、車内
  • 最終駅(Tegal Luar)まで行かずに、Padalarangで降車、そこから接続列車に乗り換え

Whooshの由来

Whooshとは、スピード感を持った擬音語の意味で、高速鉄道の信頼性を持つような名前が由来となっている。中国は、日本との受注競争に勝利し、この高速鉄道を2023年10月に本格運行を開始することができた。

チケット予約はWhoosh Kereta Cepatから行う

乗車チケット予約はネットから行うことができ、専用アプリのWhoosh Kereta Cepatが便利だった。
アプリ登録の際に、乗車予定者の名前およびバスポートを登録することで、当日スムーズにWhooshに乗ることができた。

App storeからもダウンロードできたのでご心配せず。。

Whoosh - Kereta Cepat

Whoosh - Kereta Cepat

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チケット価格は、300Kルピアとインドネシアの平均所得の10分の1となっており、なかなか一般家庭には手が届きにくい価格設定になっている。
なお、10月中旬までは、試乗期間ということで無料乗車が出来たという。期間は未定だが、2023年11月中旬までは半額の150Kルピアで運行している模様。

約1週間前から予約可能で、運行開始早々ということで直前だとチケットが売り切れるため、予約は早い段階で行うのが良い。

停車駅は、それぞれジャカルタ側から Halim→Padalarang→Tegalluarとなっている。後述するが、Tegalluarだと若干バンドン中心部を通り過ぎるため
バンドン観光にはPadalarang駅で乗り換え、Feeder Kereta Api(バンドン駅へ無料接続)利用するのが良い。

座席は、First class, Business class, Premium Economy classの3種類で30分程度の短い旅なのでPremium Economy Classでも十分であろう。

ジャカルタ市内からのアクセス

筆者は当日朝9:45のHalim駅発のWhooshを利用した。

Halim駅へはLRTを使用し、スムーズな乗り換えが出来た。
※ただし、復路を19:06 Padalarang→19:36Halimで予約したところHalim駅からジャカルタ市内行きのLRTは最終列車が終わっており(19:29発)帰りは衝撃と共にGrabを使用して市内へ戻った。

8:30 Dukuh Atas LRT駅を発車 Bukasi Line ”Jati Mulya”行きに乗る 15分おきHalim駅へ30分ほどの乗車
Halim駅下車後は、Kereta Cepat Halim駅へ歩いて移動(5分ほど) 標識があり迷わず行けた

気になる新駅 Kereta Cepat Halim

新しい駅舎はまるで空港のようで、広く清潔感があり、手荷物検査を経てゲートへ入った。
チケット確認およびプラットフォームへの入場は、発車時刻の30分前からだったので、余裕を持って発車までの時間を駅構内の散策に時間を当てることができた。

いよいよ入場開始、QRコードで入場もできるが、ゲート外でチケットが発券できたため、記念にチケットを発券しておいた。券売機はパスポート番号と名前で情報照会を行う。英語表記あり

入場ゲートは2つあり、そこに各4レーンほどあった。入場開始待ちだけあって多くの人が並んでいた。QRコードは読み込みが悪くレーンの人の流れが遅く感じた。
チケットは、QRコードもあるが日本の駅の切符と同じく吸い込んで返却…という形だったので、よりスムーズに入場できた。せっかくなのでチケットの発券をお勧めする。

いざ乗車!!

階段を登っていくと、プラットホームの大きさに驚いた。ここがインドネシアか…
と書きながらもプラットホームの写真が少なかったことに気がついた。
時間に余裕があったことで、電車の写真や、車内の写真、乗組員と一緒に写真を撮ることができた。

車内は、新車両ということでとても清潔感があり、室内温度も25度と適温だった。
Premium Economy Classで十分だった。

乗車後、次第に速度を上げていった。車内アナウンスでは、"Whoosh, whoosh, whoosh, YES!"という掛け声があり次第に皆口を揃えてYESと言うようになっていった。
車内はとても静かで、350km/hと思えないほど快適な旅だった。

Google mapで事前に調べると西側を直行していたが、実際の経路としてはこんなイメージ。帰路はまたスピードの加速ポイントが変わった。

現在のスピードのモニターを見ていたらあっという間にPadalarangについてしまった。

Feeder trainに乗り換え

あっという間に10:15 Padalarang駅へ到着。
事前に調べていたFeeder trainは11:00発だったが、乗車した列車が臨時列車だったのか、すでにFeeder trainが接続しており、スムーズに乗り換えを行うことができた。

入場時に使ったチケットをゲートでかざして、そのまま列車に乗り込んだ。
途中停車駅:Cimahi, Bandung (Bandungまでは20分ほど)
ただし、Whooshに乗っていたバンドンへ行きたい乗客が乗り込むのでかなり列車内は混雑していた。

10:48 バンドン駅到着。Feeder Train用に作られた新駅舎も綺麗だった。

おまけ:帰り

バンドン駅18:36のFeeder Trainに乗るために18:00にバンドン駅に到着した。
帰りも混むことが予想されていたため、30分前に到着したが、ちょうど入場ゲートが開き、帰りのFeeder Trainは座ることができた。

帰りの車内は、行きと違ってアナウンスがなかったが、350km/hを超え行きよりハイスピードを感じた。
よくあるコインの実験もやってみたが、とても静かなことが証明された。

Halimから乗り継ぎを検索すると、なぜか翌日の電車しか出てこない・・・
到着後、駅員に聞くとすでにLRTの最終電車は終わっているとのことでタクシーを使ってとのこと。
そこの接続ぐらいはしておこうよ〜〜と焦った LRTで帰宅する場合は、1本早い電車をお勧めする。

まとめ

ここではチケットの予約からHalim駅、Padalarang駅での降車について説明をした。

いかがだっただろうか。
インドネシア旅行に中央ジャワのバンドンにいくという選択肢が増えれば幸いだ。

鉄道もe-money(Suicaのようなもの)が進展しており、6年ぶりのインドネシアのめまぐるしい発展に驚いた。
バイクの多さや、なんとなくカオスなところも変わらず、改めてインドネシア愛を確認した。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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